2016年03月20日

森の薬箱

昨日は、薬樹観察会がありました。神戸薬科大学の沖先生の大人気講座。今回も満員御礼です!
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テーマは、「冬の植物の楽しみかた」。
早春にしか生きることのできない小さな春の妖精(スプリング・エフェメラル)とよばれる林床で生きる植物たち。3~5月のわずかな期間に花を咲かせ種子を残して5月頃には休眠に入ります。そのための無駄のないさまざまな植物たちの知恵をご紹介いただきました。
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実際に観察にでかけます。まずはカフェルピック横の休憩所裏の、ロックガーデンへ。
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「今咲いているコチャルメソウ(ユキノシタ科)は、花は横向きに咲きますが、実ができると上を向きます。水滴が落ちてきた衝撃で種子がとぶような仕組みを持っているんですよ」などなど。
小さな妖精たちのユニークな知恵。みなさん熱心にメモメモ!

続いて薬樹園へ。

病気を治したり、健康を維持するための薬のほとんどは植物からつくられています。
植物のもつ力は、薬のほかにも人々の生活に活かされていたそう。
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こちらは今、花をつけているオオバヤシャブシ(カバノキ科)です。
球果にタンニンという成分を多く含みます。タンニンには防腐効果があって、布や網が長持ちするため、昔は、魚をとる漁の網を、ヤシャブシの球果をつかって茶色に染めていたそうです。「昔の庶民の服は、地味な茶色が多かったのは、布を丈夫にするために茶色(タンニンの色)に染めていたからなんですよ」

などなど・・
ブログではとても紹介しきれない、奥深く楽しいお話しが盛りだくさんで、参加者のみなさまも最後まで熱心に聞き入って大満足のご様子でした〜!


次回は7月2日(土)に開催です。(受付は6月2日開始です。最新情報はこちら

楽しい植物の魅力を知りたくて待ちきれない人は・・☆
月1回開催の自然観察講座または毎週日祝日開催の園内散策会にも合わせて参加してみてください^^


(さとう)






posted by 森林植物園スタッフ at 23:14 | TrackBack(0) | 昨日のイベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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