2016年02月03日

豆まき豆年

本日2月3日は節分。

みなさま、恵方巻と豆まきの準備は万端ですか?

2016年は「国際豆年」

マメ科の植物の一部には、根に根粒菌(こんりゅうきん)が共生していて、空気中の窒素を養分として取り込む能力(窒素固定)をもつので、やせ地でもよく育ちます。土壌を豊かにする効果があると知られていますよね。
今日はマメにちなんで、園内のマメ科の植物をご紹介します。


フサアカシア Acacia dealbata
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マメ科アカシア属の常緑高木です。
花は、2月から4月に黄色い花を咲かせます。写真はまだ蕾ですね。
マメ科の植物は羽状複葉が多いのですが、フサアカシアは2回偶数羽状複葉で、遠くから見るとフワフワと葉が青白く見えてきれいです。
ブリスベンの森にあります。

つづいて、
今まさに豆の形の果実が鈴なりになっています、
ハナズオウ Cercis chinensis 
DSCN0239.JPG
マメ科ハナズオウ属の落葉低木です。
花は4月。鮮やかな赤紫色で、枝にびっしりとついて見応えがあります。
葉は、かわいいハートの形です。春になったら合わせてチェックしたいですね。
天津の森にあります。

今、お花が楽しめるフサアカシアと豆形の実がいっぱいのハナズオウ。
冬の森で輝く黄色の花々は、いっそう際立って心をひきつけられます。
お天気のいい日は、ほおをなでる風も心地よく、森歩きで幸せな気持ちになれますね。
みなさまも寒さにこもらず、どうぞお出かけください。

(さとう)


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2016年01月16日

森林植物園のマザーツリー

今年で76歳を迎える森林植物園。
園内には植栽した樹木もたくさんありますが、
もともと自生しているものをシンボルとして残しているものもあります。

今回は森林植物園のマザーツリーの一つをご紹介します。

アカシデ(Carpinus laxiflora) カバノキ科クマシデ属

あかしで (7).jpg

アカシデに寄り添ってみましたが
本当に大きくどっしりとした株元で二股にわかれています。

あかしで (6).jpg

アカシデは目立った花をつけるわけではないのでなかなか注目されにくいのですが
冬芽や花芽に赤みがあるのです。
小さなおしゃれをしているようで可愛らしいですよ。

マザーツリーを紹介するにあたり、
ちょっと周りを整備しにいきました。

あかしで (2).jpg

草刈をする師匠の姿です。

西門から50mほど青葉トンネルに向かう左手側の奥にあります。

あかしで (1).jpg

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下から眺めるもよし、少し離れたところから全身を見るもよし、
枝分かれや幹の形などからこの木が辿ってきた歴史を感じてみて下さい。

タグ:植物 樹木
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2016年01月09日

シモバシラ

いよいよ冬らしい気候になってきましたね。
皆様、風邪などひかぬように気を付けてください。

本日は昨晩〜今朝にかけて気温が下がったので、立派なシモバシラをみることができました。

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IMG_0783.JPG


シモバシラ(Keiskea japonica Miq)はシソ科の多年で、9〜10月に白い花を咲かせます。
冬になると地表にある葉や茎は枯れてしまいますが地中の根は活動を続けていて、外気温が氷点下になると根から茎に吸い上げられた水分が凍って霜柱が作られます。

シモバシラの氷は気温が上がると溶けてしまいますが、茎が完全に無くなってしまうまではまた気温が下がると見られます。森林展示館からあじさい坂に向かう道中や、本園正面出口の近くで見られます。


当然ですが、同じ形になることは2度と無く、自然の日替わり芸術といったところです。


冬は葉を落とす樹木が多く、花を咲かせる植物が少ないですが、シモバシラのような変わった植物との出会いがあります。

当園は朝9時から開園しております。
シモバシラを見られたい場合は、午前中のなるべく早い時間に暖かい服装でお越しください。
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2015年12月28日

木の上のモンキーグラス

もう2015年も残り僅かですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
とても色々なことがあった1年でしたね。僕にとってはまさに激動の1年でした。

今日は学習の森でヤブラン(Liriope platyphylla Wang et Tang)を見つけました。

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ヤブランはキジカクシ科(旧ユリ科)の常緑性の多年草で、学名から「リリオペ」ともよばれます。
丈夫で、日蔭でも育つことから庭の下草などに利用されます。
名前に「ラン」と付いていますが、ラン科の植物ではありません。
森林植物園内でもアジサイ坂など、各所でご覧いただけます。

基本的に地面に生える植物ですが、種が飛んでちょうどいいところに着地したのか、木のマタで成長している株がありました。地面から3mくらい離れているでしょうか。

DSCN6462.JPG

僕も見習いたいくらいの生命力・適応力だと思います。

ちなみに、ヤブランは英語で「Monkey grass(モンキーグラス)」といいます。同じキジカクシ科のジャノヒゲ(リュウノヒゲ)も英名はモンキーグラスです。
来年の干支は申(サル)ですね。その年の干支の植物は縁起が良いそうです。
植物園にお越しの際はぜひ観察してみてください。

それでは皆様、本年は大変お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
森林植物園スタッフ一同心よりご来園をお待ちしております。
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2015年12月25日

コウヤマキボックリ

師走というのが信じられないほど暖かい日が続いていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、園内でコウヤマキ(学名:Sciadopitys verticillata (Thunb.) Sieb. et Zacc.)が発芽しているのをみつけました。

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コウヤマキはマツなどと同じで、松かさが開いて種を飛ばすのですが、飛ばすタイミングを失ってしまったのか、松かさの中に残ったままになった種から芽が出ています。


普通は地面に落ちて、成長していきます。

DSCF0459.JPG


当園には背の高い木が多いので上を見ながら歩くことが多いですが、足元でも色々な生物・植物の営みを見ることができます。

冬の植物園は寂しい雰囲気だと思われるかもしれませんが、普段は葉に覆われてみることができない木の幹や枝の形、春に向けて準備をしている冬芽など見どころは意外と多いものです。
お越しの際は街中より少し気温が低いので厚着をしていらしてください。
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2015年11月15日

エイリアン!現る!

大変です!
森林植物園に未確認生物が現れました!

場所は長谷池近くのカラマツ林前!

何やら怪しいげな形をしており、
色は真っ赤。

エイリアン現る!!

maruba (3).jpg

何という形でしょうか。
このとげとげしい形、濃い赤色がさらに怪しいオーラを放っています。

さて、この赤い未確認生物の正体は…

maruba (4).jpg



マルバノキのお花です。

とっても小さな花ですが、
落葉した枝をよくよく見てみると、小さな花がしっかりと咲いているのです。
しかも、花は2つが背中合わせに咲くので、とっても面白い。

マンサク科マルバノキ属
マンサクのような花の形で赤いことから
ベニマンサクとも呼ばれます。

こんな花ですが、とってもかわいい葉っぱをつけるんですよ。

maruba (2).jpg maruba (1).jpg


ハート型。
緑色の葉っぱたちが秋になると赤く色づく姿は、
とっても可愛らしいですよ。

葉っぱが落ちてしまい、花だけしかみられませんが、
今しか見られないこの花に会いにいってくださいね。


ちょっと気持ち悪いと言われてしまうのですが、
みなさんには是非ともお会いいただきたく紹介をさせていただきました。

ひそやかにマルバノキの花をを応援している岡本でした。

タグ: 植物
posted by 森林植物園スタッフ at 19:06 | TrackBack(0) | 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月22日

アケビ3種

秋に大きな実をつけるアケビ。実やツルを使った籠などはご存じの方は多いでしょう。
花は今の時期に見られます。
アケビAkebia quinataの花はこんな花です。
    P1060827.jpg  
結構きれいな花です。お茶花にもってこいですね。
大きく開いているのが雌花で、真ん中が突き出たようになっているのが雄花です。
アケビの葉は掌状複葉で小葉は五枚です。葉の縁は鋸歯はなく全縁です。
            P1060829.jpg

次に、同じアケビ属にミツバアケビAkebia trifoliaがあります。名前の通り小葉は3枚で、葉の縁に波状のあらい鋸歯があります。花は濃暗紫色で、アケビよりやや小さく花付きも少ないようです。
ちなみに実はアケビよりおいしいそうです。左は花、右は葉の写真です。
 P1060938.jpg   P1060939.jpg

3種めは上記の2種の自然交配種といわれています、ゴヨウアケビAkebia×pentaphyllaです。
花はミツバアケビと同じような色で、葉はアケビと同じ掌状複葉で小葉は5枚です。ただ、葉は全縁ではなく、ミツバアケビのような粗い鋸歯がありますが、顕著でないものもあるようです。
この写真のものはちょっと鋸歯がわかりにくいです。
  P1060832.jpg   P1060833.jpg

花はこの時期にしかみられません。ゴヨウアケビは特に少ないので、ちょっと宝探し気分で観察してみてください。
   
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2015年04月12日

カンサイタンポポ

街の方ではもうサクラは散って、八重桜が咲いていますが、標高450mの森林植物園ではいまヤマザクラやオオシマザクラが見ごろです。
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 園内さくら園のあたりにタンポポが咲いています。
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 タンポポなんかたいして珍しくはないのですが、都会にあるタンポポはほとんどが外来種のセイヨウタンポポTaraxacum officinaleです。繁殖力が強く環境省の要注意外来生物とされており、自然度の高いエリア(礼文島や上高地)などでは駆除の対象になっています。

 花の下の総苞片が下方にそっくり返っているのがセイヨウタンポポで(左)、貼りついているのが在来のタンポポです(右)。

  DSCF4348.jpg  P1060296.jpg
 
 この森林植物園のタンポポは在来種のカンサイタンポポTaraxacum japonicumです。
 森林植物園ではセイヨウタンポポは比較的少なく、多目的広場の方にありますが、さくら園にあるものはほとんどカンサイタンポポのようです。
 都市部では少なくなった在来のタンポポ、これからも残していきたいですね。

            
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2015年03月27日

早春の花木、黄色編

いいお天気が続きます。雲一つない青空ですね。飛行機が飛んでいるのがきれいに見えます。
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 この時期の花木は黄色いものが多いです。森林植物園で咲きだしているものご紹介です。
まず、クスノキ科のクロモジLindera umbellata(左)とダンコウバイL.obtusiloba(右)。
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花だけ見るとそっくりで区別つきませんね。葉は全然違うんですけど、この時期まだ葉はついてません。
 園内にクロモジはたくさんありますが、ダンコウバイは少なく、札がついてます。

つぎに、マンサク科のマルバマンサクHamamelis japonica subsp. obtusata
天津の森のシナマンサクより色が薄いです。サクラ園の端っこにあります。
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同じくマンサク科のヒュウガミズキCorylopsis pauciflora (左)とトサミズキC.spicata(右)です。
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トサミズキはもっと花穂が長くなります。ヒュウガミズキとは葯の色も違いますね。
ミズキ科のサンシュユCornus officinalis(左)も早く咲きだす花木です。この写真はちょっと咲はじめで、今はもっと開いています。右の写真は和紙の原料のミツマタEdgeworthia chrysanthaです。園芸品種には濃いオレンジのものもあります。
   P1050655.jpg  P1050898.jpg
 黄色の春の花の代表格、レンギョウですが、レンギョウも色々種類があって、チョウセンレンギョウやシナレンギョウなどありますが、森林植物園ではまだつぼみが多いです。和名のないForsythia giraldiana の写真です(左)。右はハチジョウキブシStachyurus praecox var.matsuzakiiです。六甲山にはもう少し花穂の長い普通のキブシが多く、ハチジョウキブシはやや南方系の変種です。この写真の株はロックガーデンに植栽された淡路産のものです。
  P1060033.jpg  P1060021.jpg 
黄色の花は春らしいですね。早春の花に黄色が多いのは、この時期に活動するハナアブなどが黄色を好むからではないかともいわれています。
 


          
posted by 森林植物園スタッフ at 17:55| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月26日

早春、この時期ならではの花です

今日は、気温はちょっと低いですが、いいお天気です。雲一つない青空です。
気が付かずにやりすごしてしまいそうなお花、ご紹介します。
 春の訪れを感じさせてくれるネコヤナギSalix gracilistylaおなじみですが、すぐに芽が大きくなってしまうので、可愛い時を逃してしまいがちですね。右写真が少し伸びた状態です。
  P1060003.jpg    P1060006.jpg

 ヤナギ属はSalix(サリックス)といいますが、これは「水に近い」というような意味があり、ヤナギの仲間が水辺に生えていることを表していますね。
 また、ヤナギの仲間は雌雄異株なので、この写真のように美しい花芽をもつのは雄株です。
 この株は、長谷池付近にあります。

 秋に森林植物園で美しい紅葉を見せてくれるモミジの仲間のハナノキAcer pycnanthum
 葉は真っ赤に染まり、裏面は白いので、落葉もコントラストがきれいな樹です。
     P1010476.jpg  P1010520.jpg
 このハナノキ、カエデの仲間なのに〇〇モミジとかじゃなくて、ちょっと変わった名前ですよね。
 この時期、葉が出る前にこんな花が咲いています。
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 雌雄異株なので、この写真は雄株ですね。この赤い小さな花が結構美しく、ハナノキと呼ばれる所以です。これからもう少し目立ってきますね。
 ハナノキは日本固有種で、中部地方の限られた場所にしか分布せず、自生地は天然記念物などに指定されています。自生は絶滅危惧U類にされていますが、増殖されて、街路樹や公園樹などに利用されています。

 ちょっと一味違うお花見もお楽しみください。

 
posted by 森林植物園スタッフ at 13:53| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月13日

ロックガーデンの花々

森林植物園のルピックの裏側あたりにロックガーデンがあり、可愛い山野草が色々咲いています。
ロックガーデンといっても高山植物とはちょっと違い、山地の林内などに生育する植物を主体に植栽しています。
皆さんよく御存じのフクジュソウAdonis amurensisは結構数もあり、まだしばらく見られますよ。 
    P1050538.JPG  P1050567.jpg
フクジュソウは2000年のレッドデータブックでは絶滅危惧種にされていましたが、2007年にはずれていますが、いずれにせよ自生種では数が減っているんでしょうね。江戸時代から園芸植物として栽培され、橙色や緑花など多くの品種がありマニアックな部分もある植物です。

 今、見ごろになってきて数もあるのが、ユキワリイチゲAnemone keiskeanaです。近畿地方以西から九州に自生する常緑の多年草です。
   P1050541.jpg  P1050558.jpg
  淡い紫から白の花ですが、植物園のものは白っぽいですね。天気が良くないと開かないので、きれいな写真を撮るのは意外に難しいです。

 白い小さな花が集まっているのはセリバオウレンCoptis japonica var. major  です。
    P1050562.jpg  P1050564.jpg
 よく似たものに、キクバオウレン、コセリバオウレンなどあり、葉の切れ込みの仕方で分けられています。
 いずれも黄蓮とよばれて根茎を薬用にし、栽培もされています。

よく見ないと花か何かよくわからないのがコチャルメルソウMitella paucifloraです。
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  この仲間は種類が多く、また区別も難しいようです。小さくて地味ですがとても不思議な形ですね。なんかオニヒトデみたいな宇宙人みたいな・・・。
 
 最後にちょっと珍しい樹木です。日本では福島県以西の本州、四国、九州に自生するオニシバリDaphne pseudomezereumです。ジンチョウゲ科の植物ですが、夏に落葉するので別名ナツボウズとも呼ばれます。
P1050553.jpgP1050554.jpgP1050555.jpg  やや黄緑に近い花弁にオレンジ色の雄蕊が目立ちます。地味ですが味わい深い茶花ですね。
 福井県以北にはよく似たナニワズDaphne jezoensisという植物が分布します。
        P5031781.jpg
  ナニワズは森林植物園にはありませんが、オニシバリより花は黄色いようです。
  長野県の方言でオニシバリのことをナニワズというそうです。また北国ではナニワズのことを同じく夏に落葉するためナツボウズとも呼びます。
 ややこしいですが、並べてみるとかなり違うような感じですが。

 ロックガーデンではこの後も色々な花々が咲いてきます。カタクリももう蕾が見えています。
 春はすぐそこですね。
     
  



 
         
           
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2015年03月06日

松ぼっくり図鑑その5

松ぼっくり図鑑、まだまだ続きます。
北海道の木はエゾマツですが、その場合エゾマツとアカエゾマツをひっくるめて言っています。
北海道の街路樹や公園などで見られるのはほとんどがアカエゾマツです。エゾマツはクロエゾマツとも呼ばれますが、害虫がつくためほとんど生産されません。もちろん山野には自生しています。
これは、そのエゾマツPicea jezoensisの球果です。
         エゾマツ2.jpg

以前のその2でご紹介したアカエゾマツより全体にやや細長く、鱗片の形も長細いなどで見分けます。

日本産のトウヒ属、イラモミ(マツハダ)Picea bicolorは本州福島〜岐阜が原産です。
             イラモミ.jpg

中国原産のトウヒ属、アスペラタトウヒPicea asperataはこちら
        アスペラタトウヒ (6).jpg

トウヒ属の球果は長細系で皆似ていますね。
同じような形ですが、こちらはトガサワラ属のダグラスファーPseudotsuga taxifoliaです。北米原産で、シアトルの森にたくさん植えられています。
                  ダグラスファー.jpg
 鱗片上にヒゲのようなものがついているのが特徴です。

高原の樹木、カラマツ属のカラマツLarix kaempferi です。本州の信州あたりの原産ですが、北日本には広く植林されています。数少ない落葉針葉樹ですね。信州、東北、北海道では普通にありますが、関西地方ではあまり見ることができません。 森林植物園にはカラマツ林があり、落葉、新緑のときはとてもきれいです。そのカラマツの球果が左写真。バラの花のようです。
ウエッジウッドの柄にspring morningというのがあるのですが、これには詳細にカラマツの実付きの枝が書かれています。おしゃれでしょ(右写真)。 写真はクリックすると大きくなります。
カラマツ (2).jpg  DSCF3410.jpg   
写真の枝部分にあるつぶつぶのようなものは短枝といい、これが目立つのがカラマツの特徴です。
 カップの絵は、実がちょっとこぶりなのでグイマツかもしれませんが、短枝の特徴はよく書かれていますね。
 ヨーロッパ原産のヨーロッパカラマツLarix deciduaは、枝がややしだれ気味で、実がちょっと長細い感じです。
          ヨーロッパカラマツ (1).jpg

最後に、アブラスギ(ユサン)Keteleeria davidiana の球果をご紹介。
                ユサン.jpg
 写真ではその質感がわからないのがちょっと残念。森林植物園の見本園にあり、たまに実が落ちているので一度触ってみてください。
 松ぼっくりなのにかなり柔らかい感じ。マツ科ですが属も違うので葉の様子なんかもちょっと違いますね。 タイワンアブラスギvar.formosaというのもあるのですが、園のものはこちらの方かもしれません。

 これでマツ科の植物はだいたい紹介しましたね。その1〜その5で27種類でした。
 このあとは、ヒノキ科(旧スギ科を含む)などの球果をご紹介しますね。
 針葉樹は地味ですがなかなかおもしろいですよ。       





       
posted by 森林植物園スタッフ at 17:25| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月24日

松ぼっくり図鑑その4

しばらくサボっていました松ぼっくり図鑑です。
まだ掲載していなかったものを順番にご紹介しますね。
まずはマツ属Pinusのものです。
中国原産のシロマツ(ハクショウ)Pinus bungeanaの実です。
          シロマツ.jpg
 シロマツは3葉の松で、老木になると樹皮が剥げ落ち白っぽくなるためこの名があります。神戸市中央区の県庁北側の相楽園にはりっぱな樹があります。この写真の実は森林植物園の天津の森のものです。
次に、ヒマラヤゴヨウPinus griffithi(=wallichiana)の球果です。
     ヒマラヤゴヨウ.jpg
 結構大きいですね。ヒマラヤゴヨウはその名の通りヒマラヤ原産。雲南省からパキスタン、アフガニスタンまで分布しています。長い柔らかい五葉の松です。別名ブータンマツともいいます。実はちょっとストローブマツに似ていますね。
 ヨーロッパの松2種ご紹介します。左がフランスカイガンショウPinus pinaster、右がアレッポマツPinus halepensisです。
  フランスカイガンショウ (1).jpg  アレッポマツ.jpg
 フランスカイガンショウは残念ながら現在森林植物園では枯死してしまい見られません。気候が違うとや病虫害などが発生しやすくなり栽培が難しい場合もあります。

最後に北アメリカ原産のリギダマツPinus rigidaです。
             リギダマツ.jpg
その1で掲載しましたテーダマツとの交雑種テーダ×リギダを載せましたが、はっきり言ってこれらの区別を球果だけで見分けるのは難しいてすね。リギダマツも3葉の松です。
また、次回いろいろご紹介しますね
             
                       
posted by 森林植物園スタッフ at 16:44| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月01日

寒いけど頑張っている冬芽たち。

2月になりました。
やはり寒いですね。
寒さから身を守るために着込む岡本です。

今朝の森林植物園はうっすらと地面が白くなっていました。
わずかに降った雪が残っていて、
雪の結晶が目で見られるほど冷え込んでおりました。

さて、寒い寒い冬を乗り切るためにあれやこれやと工夫する冬芽たち。
葉っぱがついていたあと(葉痕・ようこん)が動物や人の顔に見えたりして意外とかわいらしく見えたりもするのです。


6月7月の園内を彩ってくれるアジサイたちも
しっかりと冬芽をこしらえて春を待ちわびています。

このアジサイの冬芽。
同じアジサイでもいろいろな種類がありますから
ちょっと比べてみてみましょう。

こちらはホンアジサイ。

本あじさい.jpg

アジサイの冬芽といえば、こんな感じにでしょうか。

個人的にはむき出しの葉っぱが王冠のようにも見えて、
偉い人のように感じられます。

作業服に枝が引っかかると、
ついつい「ごめん」と声をかけてしまいますね。

つづいては、ヒメアジサイ。

ヒメ.jpg

紫の葉っぱがとてもかっこいいですね。


こちらはベニガク。

ベニガク.jpg

リーゼント頭のお兄さんみたい。


こちらはトカラ列島のタマアジサイ。

トカラタマアジサイ (1).jpg  トカラタマアジサイ (2).jpg

毛がふさふさしていて、
ちょっと力強さを感じます。


こちらは中国のストリゴーザ。

ストリゴーサ.jpg

がっしりしっかり。
ちょっとふさふさしていますね。
ちょうど枝先の芽なので、とっても豪華に見えます。


いろんなアジサイの冬芽たち。

少しずつ違った姿ですが、みなさんはどれが好きですか?

園内でもちょっと探してみてください。

posted by 森林植物園スタッフ at 12:43| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月30日

枝の翼

冬になると落葉樹は葉を落とし、幹や枝がよく見えるようになりますね。
枝に特徴のある樹木をご紹介しましょう。
これは秋に素晴らしい紅葉を見せてくれるニシキギEuonymus alatusです。左は美しい紅葉時、右が現在の姿です。
 P1010137.jpg P1040810.jpg
枝から張り出しているコルク質のヒレヒレは翼(よく)といいます。
葉の落ちるこの時期によく目立ちますが、若い枝にはよく発達していますが、古い枝はなくなっていくようです。この翼、なんのためにあるのかよくわかっていません。
 ニシキギの仲間は枝の断面が四角で、折れなどに強いそうですが、翼をつけることでより強くなっているということでもないようです。まあ、特徴的なのですぐにわかりますね。ニシキギのほかにもこのような翼が発達する植物があります。
 これも、秋に紅葉し、街路樹でもよく見られるモミジバフウLiquidambar styraciflua です。
P1010131.jpg P1040804.jpg P1040870.jpg
 真ん中の写真のように枝はごつごつしてます。ただ、個体差ですごく出ているものとあまり出ていないものがあるようです。この時期は右端のようなおもしろい実がついていて、そろそろ落ちてきています。きれいな実を拾うならこの時期ですね。街路樹でたくさんあります。
 同じ仲間の中国産のフウには翼は発達しないようです。
 
 もう一つ、少し地味ですがコブニレUlmus davidiana f.suberosaが園内にはあります。
               P1040867.jpg
 この写真はあまり翼が発達してませんが、ハルニレの中で特に翼が発達するものです。 

 冬の樹木、葉のあるときには見られない姿があります。植物は多様ですね。

 
 
posted by 森林植物園スタッフ at 16:22| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月25日

常緑ヤマボウシ

香りの丘の北端付近に、ひときわ赤い葉が目立っている樹が一本あります。
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 これは、常緑ヤマボウシ、コルヌス・ホンコンエンシスの月光Cornus hongkoongensis‘Gekkou’という品種です。
 常緑樹ですので、落葉前の紅葉ではないです。常緑樹にはしばしば冬の寒い時期にこのように葉が赤くなることがあります。春の新芽が赤くなるのもあります。
 これは、赤の色素であるアントシアニンが葉の葉緑体を寒さや強光線などから保護しているという役割を果たしているらしいのですが、詳しいことは科学的には立証されていないようです。
 この、常緑ヤマボウシの特に‘月光’はよく冬に色づくようで、「冬紅葉」として観賞の対象にもなるようですね。よく見ると花芽が見えます。
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 付近に、もう一つ、ヤマボウシの実をつけ、かつ、緑の葉がついている樹が見られます。
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 これも、常緑ヤマボウシで、葉の艶や形などから前述のものと同じコルヌス・ホンコンエンシスCornus hongkoongensisのようですが、‘月光’ではないものです。他の品種なのか、原種そのものかはちょっとわかりません。
  通常、日本のヤマボウシCornus buerger は落葉樹で、赤い丸い実をつけ、人間が食べてもおいしいと感じるくらいで、鳥も好んで食べます。
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 前述のホンコエンシスは、この時期になってもまだいっぱい実をつけており、そのまま地面に落ちているものもあります。よく見ると少し食べられているのもありますが、鳥にとってもあまりおいしくないのでしょうか。
     P1040802.jpg   P1040808.jpg
                  
  
 中国に分布するヤマボウシの変種にシナヤマボウシvar.chinensis というのがあり、日本のヤマボウシと同じく落葉樹です。
 前述のホンコンエンシスも中国原産で、そのため、ホンコンエンシスを「シナヤマボウシ」と混乱しがちですが、常緑と落葉で、冬には確実にわかると思います。しかし、ホンコンエンシスも関東以北であまり寒いと落葉することもあるそうです。
 
 森林植物園にはもう一つ、ウサギ園の付近に常緑のヤマボウシ、ヒマラヤヤマボウシCornus capitataがあります。こちらは葉の形も違い、花がやや黄色かかっています。

posted by 森林植物園スタッフ at 17:45| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月14日

松ぼっくり図鑑その3

色々な松ぼっくりをご紹介してきましたが、3回目です。
まず、その1では日本のマツ属の代表格、アカマツの松ぼっくりをご紹介しましたが、クロマツPinus thunbergiiはご紹介していませんでした。アカマツとクロマツは樹木では見分けやすいのですが、それでも交雑しているようなものもあって、森林植物園にはこれが絶対クロマツと思えるものがちょっと自信がなく、特に松ぼっくりに至ってはそれで見分けるのはかなり難しいです。
そこで、間違いなくクロマツであろう南紀の海岸のクロマツ林から松ぼっくりを拾ってきました。

  クロマツ(南紀産) (2).jpg  クロマツ(南紀産) (3).jpg 
やや小ぶりなものしかなかったのですが。裏の鱗片がアカマツに比べやや厚みがあるとのことですが、中間的なものも多く、個体差もあるのでなんとも言えません。

 
次は、日本の五葉松です。ゴヨウマツP.parviflora も説によってやや小ぶりなものをヒメコマツと分けている場合もあります。北方系の大きいものは亜種のキタゴヨウP.parviflora var.pentaphyllaとされています。
写真のものはゴヨウマツですが森林植物園の園地ではヒメコマツの札がある場所もあります。
   ヒメコマツ (2).jpg  ヒメコマツ (3).jpg

 高山帯に生育するハイマツP.pumilaも五葉松です。森林植物園では管理が難しく、園地にはなく苗圃にあります。背の高くならないマツです。
      ハイマツ (2).jpg  ハイマツ (4).jpg

  
 日本の栃木、群馬、長野付近と朝鮮半島に自生するチョウセンゴヨウP.koraiensisは、日本産のマツで最も大きな松ぼっくりをつけますです。この写真の球果は右側はネズミなどに食べられたあとです。
右写真は種子で、固い殻を割って、松の実として食用にします。
   チョウセンゴヨウウ.jpg  チョウセンゴヨウ種子 (1).jpg
 
 アジアのゴヨウマツをご紹介しましょう。
 タイワンゴヨウP.formosanaは大型の松ぼっくりをつけ、種子には羽根があります。
                 タイワンゴヨウ (4).jpg   

もう一つ中国のマツ、タカネゴヨウP.armandiも種子は羽根がなく、食用にします。
   タカネゴヨウ? (2).jpg   タカネゴヨウ?種子 (1).jpg

タカネゴヨウは変種も多く、日本のヤクタネゴヨウ(アマミゴヨウ)P.armandi var.amamianaもその一つです。



  
 

posted by 森林植物園スタッフ at 13:17| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月28日

松ぼっくり図鑑 その2

ひきつづき松ぼっくりのお話です。
前回はマツ属のものを主にご紹介しました。マツ属は種類が多く、もちろんまだまだありますが、いったんお休みして、トウヒ属(Piceaピケア)の松ぼっくりをご紹介しましょう。
概ね、マツ属と違って、細長い形をしています。森林植物園で植栽されているもので最も大きな実をつけるのがヨーロッパトウヒP.abiesです。
            P1030299.jpg
 大きなものでは20cm位になります。写真右に映っている細いものはのはなんでしょうか?
 松ぼっくりは一枚一枚の鱗片の奥に種が入っています。この種は動物たちのごちそうで、リスなどがよく食べます。ただ、奥の方なので、この鱗片をかじりとって種を取り出します。右側のものはかじりとって種をとった食痕で、先の方の種のないところは
食べないので残され、そう、エビフライそっくりの形で残されます。この写真のものは北海道の公園のヨーロッパトウヒで、食べたのはエゾリスです。
 ヨーロッパトウヒはヨーロッパ原産の常緑針葉樹で、多く植栽されています。ドイツ生まれの鳩時計の重りはこの実がモデルになっています。

 同じく、トウヒ属のアカエゾマツP.glehniiの実です。形はヨーロッパトウヒに似てますがかなり小ぶりです。したがってエビフライも小さくなります。
       P1030300.jpg
 この2種類のトウヒ類は森林植物園にもありますが、ホンドリスはこんなに食べないようです。
 トウヒの仲間はやや寒冷地に多いので、森林植物園に樹木はあってもあまり実をつけないものもあるようです。その中で、カナダトウヒP.glauca(左)は比較的実をつけています。右はシトカトウヒP.sitchensisの実ですが、あまり樹の状態がよくないので少し小ぶりです。
  P1030302.jpg  P1030353.jpg  

マツや松ぼっくりといっても千差万別ですね。まだまだありますのでまた次回に。
今年は本日12月28日で森林植物園は最終日です。
明日、12月29日〜1月3日まで年末年始の休園です。1月4日から通常通りの開園となりますので、またお越しください。それではよいお年をお迎えください。 
               
posted by 森林植物園スタッフ at 16:50| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月27日

松ぼっくり図鑑 その1

紅葉も終わり、園内の落葉樹は葉を落としています。
常緑樹は冬も青々として、縁起のいいものとされています。
中でもお正月の縁起植物の代表格はマツ(松)です。
マツといっても、種類は様々で、特に当園は針葉樹のコレクションが多く、マツ科の植物だけでも80種類くらいあります。
マツ科には、モミ属(Abies)、トウヒ属(Picea)、カラマツ属(Larix)、イヌカラマツ属(Pseudolarix)、アブラスギ属(Keteleeria)、マツ属(Pinus)、トガサワラ属(Pseudotsuga)、ツガ属(Tsuga)、ヒマラヤスギ属(Cedrus)などがあります。
その一部の松ぼっくりをちょっとご紹介しましょう。
まず、マツ属のものから。最も皆さんがよく見かける、ふつうの松ぼっくり、この写真はアカマツPinus densifloraです。
                   P1030321.jpg
大きさがだいたいわかるように15cmくらいのボールペンを一緒に撮影してます。ただ、大きさは樹木の年齢や環境条件、個体差などでかなり変わります。
アカマツとよく似たものにクロマツがありますが、松ぼっくりはよく似ており、素人目にはあまりよく区別がつきません。また両者の交雑種もあり、松ぼっくりの形は似たりよったりです。
マツ属はPinusといいますが、英名はPine tree(パインツリー)といいます。果物のパイナップルは松かさに似ていてリンゴのような甘い美味しい果実なのでPineappleといいます。
森林植物園のマツ属の中で最も大きな松ぼっくりをつけるのが北米原産のダイオウショウ(大王松)P.palustrisです。種名は沼地を好むという意味です。
  P1030322.jpg  P1030323.jpg
大きなものでは20cm以上になり、葉も30cmくらいと長く、まさに大王の風格です。右の写真はダイオウショウの松かさの枝の付け根の部分で、おもしろいことに脱落するときに一部分の鱗片が剥がれ落ちるようで、えぐれたようになっています。
このダイオウショウによく似たものにエリオッティマツP.elliottiiというのがあり、松ぼっくりはやや小ぶりで、鱗片に照りがあります。こちらも北米原産のマツです。
   P1030320.jpg
 ダイオウショウは松ぼっくりが約1年で脱落しますが、エリオッティマツは長く残留します。
 同じく、北米にはリギダマツP.rigidaとテーダマツP.taedaというマツが分布します。
 日本のマツは二葉または五葉のものが多いですが、北米産のダイオウショウ、リギダマツ、テーダマツ、エリオッティマツは三葉のマツです(エリオッティは二葉もあり)。
 リギダとテーダの交配種の松ぼっくりがこれです。この2種は鱗片の外側部分にきつい刺があり、この交雑種の松ぼっくりにも鋭い刺があり(右写真)、うっかり掴むとひどい目にあいます。
       P1030314.jpg  P1030318.jpg
  
 松ぼっくりが長細いストローブマツP.strobusも北米原産です。ヤニが多いのも特徴です。
 ストローブマツは柔らかい五葉のマツです。
            P1030305.jpg
 
 マツの話は奥が深く、まだまだ種類もあります。また次の回でご紹介しますね。

posted by 森林植物園スタッフ at 15:57| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月30日

木の実がよく見えます

紅葉もクライマックスですね。葉の落ちた枝に実が目立っています。
シアトルの森ではユリノキLiriodendron turipferaの実がよく見えるようになってきましたが、ユリノキの実はばらばらになって落ちるので、写真は下半分くらいの残ったところです。右の写真はばらばらに落ちた部分です。端の少し膨らんだところが種子です。
  P1020883.jpg  P1020881.jpg

天津の森ではカンレンボクCamptoyheca acuminata(左写真)は小さなバナナを球状に集めたようなかわいい実ですが、間もなくばらばらになって落ちます。モクゲンジKoelreuteria paniculata(右写真は)ホオズキのような袋状のさやの中に黒い大きな種子が入っています。
        P1020900.jpg  P1020908.jpg

紅葉を楽しませてくれたナンキンハゼTriadica sebiferaは実が緑から黒っぽくなり、殻が割れてなかから白い種子が見えてきました。右は種子のアップです。白い部分はロウ物質です。    
  P1020893.jpg      P1020969.jpg

リキュウバイExochorda racemosaもおもしろい実の形です。
       P1020891.jpg   P1020892.jpg

早春に香りのよい蝋細工のような花を咲かせるロウバイChimonamthus praecoxは今年の実がまだ枝についているものもあります。花からは想像できない実です。中に大きな種子がはいっています。
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そして、もう次のつぼみがかなり膨らんでいます。年内に咲きだしそうですね。
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posted by 森林植物園スタッフ at 16:52| 植物のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする